外国人は優遇されていない 国際結婚の僕が語る夫婦別姓

昨今、再加熱してきた「選択的夫婦別姓」の議論。
別姓を認めることが、その行政コストに見合うかどうかというのが大きな意見の分かれ目だと思う。
多くの人が言うように、選択肢が増えるだけで、別姓を認めることで困る人は出てこないだろう。
「別姓になると家族の絆が崩壊する」などという戯言は到底信じられない。

僕自身は夫婦別姓に対して肯定的だが、一つだけ気になる点がある。
「外国人が優遇されている」というロジックだ。
日本人同士の夫婦は同姓でなければならないのに対して、国際結婚の場合は別姓を選択できることから、このように言われている。
「日本人による日本人差別だ」などと表現する人もいる。
まさに国際結婚をしたばかりの身としては見過ごすことが出来ない。

国際結婚の場合は別姓が認められているというより、同姓が認められていないのだ。
厳密に言えば、日本人が外国人の苗字に改名することはできる。
しかし、外国人が日本人の苗字に変えることは出来ない。

これは外国人が日本の戸籍を持てないことによる措置である。
日本の戸籍を持てるのは日本国籍を有する者のみだ。
果たしてそれでも外国人は優遇されていると言えるのだろうか?

基本的には同姓の方が便利なのだ。
別姓が認められても同姓を選択する夫婦が多いと思う。
なぜなら、同姓にしておけば家族であることをすぐに認知してもらえるからだ。

僕のフィリピン人の奥さんはフィリピン国内にて、僕の姓と同じ響きの英語表記の姓に改名した。
奥さんとしては同じ姓を持ちたいという感情的な理由もあったが、、一番の理由は実用的なものだ。
しかし、改名して僕と同じ響きの姓を持っていてもそれは本質的に僕と同じ苗字であるということではないし、法的な効力はない。
あくまで分かりやすいというだけだ。

もちろん外国人が異国の地で多少の不便を被ることはやむを得ないことだと思う。
しかし、被害者ヅラして「日本人による日本人差別だ」などと言うのは、お門違いである。
そのロジックを持ち出すのなら、「外国人の選択的同姓」についても触れなければならないはずだ。

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