フィリピンから香港旅行してプロポーズしてきた その2(観光から再入国まで)

空港に到着

僕等を乗せた飛行機は何事もなく無事に香港国際空港へ到着した。
入国審査は二人とも簡単に通った。

1泊2日ではあるが、2日目は早朝に出発しなければならない。
つまり、観光できるのは到着したこの日だけだ。
できるだけ楽しもうと思った。

まずはATMでお金を引き出した。
両替すると手数料が高くつくので、クレジットカードのキャッシングで引き出すと安くて済む。
操作は英語を選択できるので問題ない。
ただ、いつもの癖で限度額まで引き出してしまった。
1泊2日には多すぎた。

ネットで便利だ便利だと言われているので、オクトパスカードを購入した。
香港の交通機関やコンビニエンスストアで使える電子マネーだ。
日本でいうとSuicaがこれにあたるだろう。
チャージは駅やコンビニで行うことができる。

腹が減ったので、空港のコンビニに寄った。
カードで支払い後、袋もレシートも渡されない。
店員の視線は既に次の人へと向いていて、急かされるように台の上からそそくさと商品を拾い上げた。
レシートをくれないと、カードの残高が確認できないじゃないか。
香港の人はせっかちだというけれど、本当かもしれない。

バスに乗ってホテルへ

とにかくチェックインしなければ。
Google Mapsがヤバイくらい役に立つ。
行き先を指定したら、バスの乗り換え情報まで教えてくれる。
現在地と到着駅が分かるので、乗り過ごす心配もない。
バスの中にはなんとWifiがあった!

バスの中から見える景色は近代的でどこか冷たさを感じた。
高層マンションが並んでいて、部屋がびっしりと区切られていた。
このような表現は少し失礼かもしれないが、まるで人間が綺麗に箱詰めされているようだった。

ホテルに着いたらカウンターで状況を説明した。
ぶっきらぼうに「パスポート」とだけ言われ、とにかくパスポートを見せた。
その後、「デポジット」と言われ、200ドルほど支払った。

香港の人々はあまり英語を理解してくれないようだ。
また、話しかけられること自体をうざがっているようにも感じた。
街の人よりもむしろ店員にその傾向を感じた。

レストラン

Uberを呼んで、スターアベニュー・オブ・スターズの近くに止まった。
そのままブルースリー像を見に行くつもりだったが、腹が減ったので先に何か食べることにした。
この辺りの店は値段が高くて、適当な店を探すのに結構歩き回った。
小さな通りに入ると、漢方を売っている店やスパイスを売っている店が多く、独特の匂いだ。
漢口道(Hankow Road)という通りに面する店に入った。

席に着くとしばらくして、黒人女性が同じ席に着いた。
どうやら相席式のようだ。
オーダーするとすぐに領収書が投げ渡された。
って・・・投げんのかよ!

黒人女性がフォークを使って食べ始めると、店員達がコソコソと笑っていた。
物珍しくて笑ってしまうのも理解できないことはない。
ただ、当人からすれば気持ちのいいものではないだろう。

味は少し塩辛かったが、そこそこだった。
しかし、頼み過ぎた。

アベニュー・オブ・スターズ

歩き回って少し離れてしまったが、当初の目的地であったアベニュー・オブ・スターズへ向かった。
ところが、スターアベニュー・オブ・スターズは工事中で入ることができなかった。
警備員さんが別のブルースリー像の場所を「あっち行って、こっち行って、登って・・・」という調子で教えてくれた。
何とか彼の言ったことを解読しながら、ガーデン・オブ・スターズに辿り着いた。

お、いたいた!ブルースリー!

えいやっ!

おりゃっ!

それにしても暑い。
もう歩き疲れて、汗だくなので、ナイトマーケットが始まるまでホテルで休むことにした。

ホテルに戻る

このときにシャワーを浴びた。
フィリピンの硬水に慣れていたので、久しぶりの軟水に感動した。
頭を包み込むようなあの感じ、たまらん。
この旅で一番感動したのはシャワーだと言ってもいいだろう。

ナイトマーケットは6時からだったので、少し仮眠を取ることにした。

ナイトマーケットへ

ナイトマーケットには露店が並んでいた。
露店の商品には価格が付いていない。
店員との交渉次第で価格が決まるシステムだ。
値切れば言い値の半額くらいで買えたりする。
逆に値切らなければ全然見合わない値段で買わされることになる。

コツは一度値切って断られたところで、一度店を出ることだ。
そこで呼び止められたら交渉成功だ。
独特のカルチャーを味わえた。

日本のテレビ番組で取り上げられたらしい店があった。
ミルクティーとパンケーキ的な何かを頼んだ。
このミルクティーが甘すぎず、トッピングの豆腐的な何かと相性がよかった。

プロポーズ

雰囲気のいいレストランでプロポーズする予定だったのだが、あいにく腹がいっぱいだった。
正直もう帰りたかったが、指輪を渡さないことには帰れないので、「最後にファンシーなバーに行こう」と誘った。
彼女も疲れていたようで、渋々という様子で「bar5」というバーに行った。
Google Mapsの写真をみると夜景が綺麗だったので、ここならプロポーズにちょうどいいだろうと思った。
いざ到着すると、そこは高級ホテルの最上階のVIPなバーだった。
汗だくでシャツから潮を吹いている僕が立ち入れる場所ではない。
多少は無理をしようと思ったが、エントランスにいるだけで居心地が悪いので、さすがに出ていくことにした。

ホテルの最上階からでなくても、夜景なら見える。
少し歩いて、夜景が綺麗に見える歩道橋に着いた。
カッコ悪い出来損ないのプロポーズだったと思う。
でも、これで2人で結婚について話し合うことが出来るようになった。
2人の気持ちが同じ方向を向いているなら、クールに決まらなくたっていいはずだ。

香港を出発

次の日は朝5時に起きて空港へ向かった。
オクトパスカードは返金できるらしいが、手数料がかかる。
大した額をチャージしていないので、空港で使い切ろうと試みた。
しかし、オクトパスカードでは足りない額をキャッシュで払うということが出来なかったので、無駄なものを買っただけで使い切れなかった。

フィリピンへ再入国

2人とも口数は少なかった。
疲れもあったのだろう。
僕は斜め上に登っていく雨を眺めていた。
もうすぐ着陸だ。
入国審査が待っている。

飛行機が何度か跳ねて着陸した。
僕等は荷物を預けていないので、入国審査へ一直線に進んだ。
次第に鼓動が早くなる。

審査官 「次の人ー!」
いよいよ僕の番だ。

審査官 「目的は何ですか?」
僕 「観光です。」
審査官 「1年以上も?」

審査官は顔をしかめながら言った。

僕 「はい。ガールフレンドがいるんです。」
審査官 「そのお金はどこから?」
僕 「母親からです。」

母から多くの援助を受けたので嘘ではない。
しかし、基本的にはフリーランスで稼いでまかなっている。
報酬が日本で発生してるので、説明しても問題ないのだが、変に怪しまれたくなかった。

審査官 「次に入国するときはビザが必要ですよ。もう前みたいに1年以上延長することはできませんからね。」

延長できないというのは、おそらくブラフだろう。
そのような記述はパスポートに見受けられない。
僕は無事に再入国を果たした。

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